響灘火力発電所

火力発電のしくみ

火力発電の種類

火力発電の種類には、汽力発電・ガスタービン発電・コンバインドサイクル発電など複数の種類があります。 当発電所は汽力発電による石炭だき方式の火力発電所です。汽力発電は1880年代に、あの有名な発明家エジソンによって発明された発電方法であり、世界中の国々で汽力発電を利用し発電されています。

汽力発電のしくみ

汽力発電とは、水じょう気のぼう張力を利用してタービンを回し発電機を動かして発電する方法です。じょう気を利用するじょう気タービンの歴史は大変古く、この原理は紀元前約120年前にギリシャの数学者ヘロンにより考え出された『ヘロンの回転球』が原形と言われ、じょう気による回転体に関して記されたものが残っていると言われています。
じょう気を使って物を動かす仕組みは、じょう気機関車と同じでピストンがタービンに変わったものと考えると判り易いと思います。 じょう気を作るためには水をわかす燃料が必要ですが、汽力発電は石炭やバイオマスをその燃料としています。

当発電所の主な設備として、ボイラ・タービン・発電機があります。ボイラは、石炭を細かく粉さいして燃焼した時の熱を利用し、ボイラ内の水を高温・高圧のじょう気にしてタービンへと送りこみます。ボイラで作られた高温・高圧のじょう気をタービン内の羽根に当て、タービンを高速で回転させます。高速回転しているタービンには発電機を直結させているため、その動力で電気を起こします。

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